とりあえず今は、日本縦断。
日本をちゃんと見てみたい。だから見に行くことにしたんです。
スタートは夏、ゴールは冬(予定)。
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サロベツ(幌延~下沼駅~オロロンライン)
北海道の道北、稚内から南へ1時間ぐらい下ったあたりに、幌延町という町があります。
ここは観光地でもなんでもなく、本当に小さな町です。
小さなといっても、土地の広さ的にはものすごく広いんですが。
8月22日の午後から23日の午前中にかけて、この幌延町に住む友人ユイカちゃんの実家に遊びに行きました。
このユイカちゃんの家はお寺なのですが、まわりにあるのは牛と無人駅と湧き水、それから人の手の入っていない沼とたくさんの花・植物。
何もないと言ってしまえばそれまでだけど、とても穏やかで、静かで、のんびりとした地域で、いるだけで心が洗われます。
こういう場所に来たくて、私は北海道が楽しみで仕方なかったのです。
ユイカ&ユイカママ、お世話になりました!
彼女の家の最寄り駅である下沼駅は、今まで見た中でいちばん小さな無人駅でした。
駅舎というのかな?待ち合い室として廃車両を使用しています。
道の行き止まりに急に現れるのがこの車両の駅。
おもむきがありすぎです。
中に入るとこんな感じ。手作りの座布団が数枚置いてあります。
彼女の家から進んでほどなく、「パンケ沼」という沼があります。
ここらへん一帯は自然公園として保護地区指定されていて、自然がそのまま残っていて、素晴らしい場所です。
沼の向こうに見える山は、海を挟んで向こう側にある利尻島の利尻山。
このあとに向かう場所です。
道はまっすぐ。まわりは自然のみ。
その道を進んでいたら、変な生物に遭遇。なんだこれは。
ペンギンのような歩き方。グリーンの目。黄色いアゴ。水かきのある足。
道路を単体でのんびりぺたぺた歩いている。
道路は先が見えないぐらい真っ直ぐどこまでも続いていて、前にも後ろにも車がいなくて、この子だけが歩いている空間はとてもシュール。
後日聞いたところ、この鳥は海鵜という鳥なんだそうです。
でも海に群れでいることが多いらしく、なぜこんなところでひとりいるのかは謎。
そしてそこから日本海沿いに出て、ひたすら北上。
景色がよく、潮風の気持ちいい海沿いの道オロロンラインを走ります。
道の途中、砂浜がすぐそこまで来たのでちょっと降りてみました。
浜に落ちているいろいろなごみ。
これはここに捨てられたものではなく、海から流れ着いてきたものたちです。
人一人いない砂浜に大量のごみ。複雑な気持ちです。
流れつくものは日本のものだけではなく、これはロシア語のびん。
北海道の北の方が、ロシアと立地的にも歴史的にも近しいのだと実感します。
北海道ではメジャーな植物、はまなす。
プチトマトのようなサイズの実をつけています。
オロロンラインは本当に気持ちいい道です。
ライダーやチャリダーもたくさん走っています。気持ちわかるなあ。
さて目指すは稚内です。
COMMENT
はまなす
いまデンマークに住んでいますが隣の坂道ではまなすがいっぱいあります。いままで植物の名前知らなかった。でもきれいですねはまなす。
Re:はまなす
デンマークからですか!遠いところからコメントありがとうございます。
私も北海道にいくまで、はまなすを見たこともなかったし、名前も知りませんでした。
デンマークにもはまなすがあるんですね。きれいな花、かわいい実ですよね。