とりあえず今は、日本縦断。
日本をちゃんと見てみたい。だから見に行くことにしたんです。
スタートは夏、ゴールは冬(予定)。
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富山の食には驚かされるばかり。
富山県にやってきました。
富山に来て初の衝撃は、醤油が甘いことでした。
富山だけじゃなく、北陸らへんは甘い醤油を使うそうです。
「甘い」っていうのがあんまり想像つかないかもしれませんが、甘味料がちょっと入ってるのかな?イメージとしては、濃い出汁醤油のような感じです。
関西では、醤油は薄口・濃口・たまりの3種類ぐらいの区別がありますが、関東の方ではあまりそういう文化がないようですね。寿司や刺し身もふつーの醤油で食べることが多かったように思います。対して関西では刺し身などにはたまり醤油が常識。普通の醤油だと物足りなく感じてしまいます。
さて富山では、寿司や刺し身を食べるときも、この「甘い醤油」をつけます。
はじめは、え、これで食べるの?と思うのですが、実はこの「甘い醤油」、刺し身にとっても合うのです。びっくりしました。
煮物を作る時も、醤油自体がほんのり甘いので、砂糖やみりんをそんなに入れなくても(場合によっては入れなくても)煮物ができてしまうので驚きです。
しかし富山に住む兄はたまり醤油が恋しくて、実家に帰った際に買っていました。やはり関西人。富山は言わずと知れた魚介のとっても美味しい地域なので、すごい勢いでたまりを消費しているようです。わかる、わかるよ。
そして富山の郷土料理・・・
さてこれはなんでしょう?
ナルトのように見えます。
これ、かまぼこの昆布巻きなのです。(赤い方はただのかまぼこ)
知らなかったのですが、実は富山県は昆布の消費量が日本一なのです。
昆布の生産量は北海道が日本一、富山は別段昆布の生産が有名というわけじゃないのですが・・・。
歴史は江戸時代にまで遡るそう。
当時昆布の交易ルートは北海道から日本海側の富山を経由して鹿児島、沖縄、そして中国へ良質な昆布が輸出されていたのだそうです。
当時、富山の薬売りたちは、中国から沖縄にたくさん入ってくる漢方薬の原料に目をつけました。交易の中継地だった富山、ここから昆布をたくさん輸出し、その対価として中国から薬の原料を手に入れる・・・。そうして富山での製薬業は発展し、昆布売買から一財産を築いたそうです。
その流れで富山では昆布が定着、昆布を使った料理が郷土料理としてたくさん存在しているそう。関西ではメジャーな昆布じめも、実は富山の郷土料理らしいです。知らなかったー!
そしてもう一つ、富山に欠かせない名物が、このマス寿司ですよね。
笹の香り、肉厚のマス、ほんのり酸っぱい酢飯・・・たまりません♡
富山では、ブダペストで知り合った宗玄夫妻のお宅にお世話になりました。
朝起きるとテーブルの上にメモとマス寿司とバナナ。あったかいなぁ。
前の夜に買っておいた飲むヨーグルトと一緒にいただきました。なんという食べ合わせ。
まだまだあります、富山名物。
こちらは富山の有名な回転寿司「きときと寿司」でいただいたお味噌汁なのですが、これ、何のお味噌汁だと思いますか?
これは、白エビのお味噌汁。
この白エビ、名前のとおり、火を通しても白いのです。白い海老なんて初めてみました。
小さいので、味は桜エビのような感じ。白くてもしっかり海老なのです。
お世話になった宗玄夫妻、富山県は高岡市にお住まいです。
高岡市では最近、町おこしの一環なのか、名物として「高岡コロッケ」なるものを売り出し中だとか。
「高岡コロッケ」といいますが、どんなコロッケなのかというと、特にこれといって特徴はないらしいです。笑
なんでも、高岡に売っているコロッケは何でも「高岡コロッケ」なのだそうです。
考えようによっては、店によっていろんな特徴が出せるのだからいいのかも・・・。
ということで、高岡コロッケを実食。
こちらはこんどう氏の知り合いのご実家「肉のマルジン」さん。
揚げたてコロッケをご馳走してくださいました。
サクサク、ホクホクでとっても美味しい!ごぶごぶ来たらいいのにw(あれ関西ローカルなのかな?)
富山の名物、いろいろありましたが、結局のところここへ帰ってきます。
魚介類。ハンパなく美味しいですね。言うことなしです。
宗玄夫妻に連れてきていただいたのは、お二人のお勧めという、寿司居酒屋「山崎」。
ここ、とにかく新鮮な魚介が盛りだくさん。そしてリーズナブル!
いきなり出てきたのはつき出し、しかも3種も!
何も頼まなくてもこれで飲めるというw
しかしなんの白子だったのか・・・。美味しかったという記憶のみ。
こちらもつき出しのひとつ。表面がズルズルのお魚、名前は記憶にない。
コラーゲンの塊ですね♪
ところで今書いてて思ったのですが、「つき出し」って関西の言葉らしいですね。
関東では「お通し」。こういう言葉の違い、いろいろあって面白いですよね。
かま♡
こういうのがやっぱり一番です。スダチにおろし、ちょっとお醤油♡
「寿司居酒屋」に来たからには、寿司を食べなきゃでしょう。
こちらもほんのり甘い醤油でいただきます。
ネタの新鮮さは折り紙つきです。
最後はおっきな貝(ハマグリ?大アサリ?)のお吸いものでシメ。
こんなに魚介を堪能したのは北海道以来かも。海の幸、やっぱり素敵です。
さてさて、富山の食を堪能したら、ちょっと(?)観光もしなきゃですね。
次回は富山のお散歩~♪
つづくー(・∀・)
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