とりあえず今は、日本縦断。
日本をちゃんと見てみたい。だから見に行くことにしたんです。
スタートは夏、ゴールは冬(予定)。
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合掌造り、見てきました。
中部北陸で世界遺産といえば、合掌造。
有名な白川郷・・・は後にまわして、五箇山の相倉合掌集落へ行きました。
合掌造とは、画像を見てもらえばわかると思いますが、簡単にいえば茅葺の三角屋根の家のことです。
詳しい建築様式だとかはよくわかんないので割愛するとして、屋根の急な勾配は、豪雪に耐えるための形だそうです。
こんだけ急なら雪もモリモリ積もらないだろってことですよね。
ヨーロッパと同じ発想ですね。
このあたりに合掌造の集落は幾つかあるらしいのですが、たまたま選んだこの相倉。
着いて最初に思ったのは、「あれ?ここ、見覚えある・・・」。
記憶をたどると、実は10年以上前、高校生の時に家族と旅行で来たことがあったのでした。いくつかある集落の中で、偶然同じところに2回来ることになるとは、人生わからないものだなぁ。
木の車輪とか、趣きMAXです。
雨がパラパラ降っていたのや、時期的にオフシーズンだったこと、白川郷より知名度が下がること(山奥にある)、たまたま観光バスが少ないタイミングだったこともあって、観光客は少なかったです。
ちょうどコスモスの季節でした。
普通の民家として、そこに住んで生活している家もたくさんあります。
家は木造、茅葺なので非常に燃えやすく、集落内は禁煙、火気厳禁の注意書きがいたるところにあります。
また、火事が起こった時に簡単に他の家に飛び火するため、集落全体に消防用シャワー(スプリンクラーみたいなもの?)が整備されているらしいです。
観光客のマナーが悪ければ、集落の死活問題にまでなってしまう。
世界遺産も維持が大変なのだなぁ。
相倉集落。
昔話の世界にタイムスリップしたみたいで、とても趣きのある場所でした。
雪の季節も美しいらしいし、山に囲まれているので春も素敵だろうな。
ゆったりと時間を過ごしたい時、旅行の目的地としてお勧めです。
ちなみにこのあと、いちばん有名な白川郷にも行ったのですが、そこは人もいっぱい、観光の店もいっぱい、駐車場も全て有料(しかも時間制ではなく一日いくらとか。ちょっと寄るだけの人には高い)と、人ごみ嫌い&節約旅行な我々には嬉しくない条件が重なり、車を降りずスルーしたのでした。
観光地として盛り上がることによって、お金も落ち、生活が支えられ、町おこしになっていく。
だけど古き良き時代の景色や雰囲気は、観光地化すればするほど失われていく。
どちらが正しいとは決められないもんですね。
さて白川郷を抜けて次へ行く前に立ち寄った道の駅。
その向かいにあった神社で、なにやらコスプレ行列のような(失礼)平安時代の着物を着た集団が厳かに儀式を行っていました。
なんだなんだと様子を見に行ってみると、この日はなんと年1回開催される「どぶろく祭り」なのだとか。
どぶろくって、その地域に限って個人が楽しむために作って飲むのはオッケーだけど、本来個人でお酒を作るのって法律で禁止されてるので、販売出来ない代物なんですよね。
それがここでは年一回、豊穣への感謝をこめてこの祭りが開催され、この機会にどぶろくをゲットすることができるのです。
ただ形式的にはお守り等と同じで「販売」ではなく、お金を「奉納」して、お神酒としてどぶろくをいただくという形です。神社ならではですね。
こうやって年に一回、市場では手に入らないどぶろくを手に入れることができるので、各地からファンが集まるようで、道の駅の駐車場はてんやわんや。
車をみると、関西・関東ナンバーもちらほらありました。
ということで、私たちもどぶろくをいただきました。思わぬ戦利品です。
これを手土産に、つぎの目的地は福井です。
がんがんすすむよー(*´∀`*)
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