とりあえず今は、日本縦断。
日本をちゃんと見てみたい。だから見に行くことにしたんです。
スタートは夏、ゴールは冬(予定)。
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道東にて自然の神秘と出会う (神の子池・摩周湖・津別峠・オンネトー・阿寒湖)
北海道に来て何より驚かされたのは、自然の素晴らしさ。
青い海と聞いて思い浮かべるのは、国内でいえば沖縄。
海外でいえば、最初に思いつくのはハワイ、グアム、サイパンといったところですかね(行ったことないけど)。
北海道には、海ではなく、青い池や湖があります。
なぜそのような色に見えるのか。
光の加減や角度、水の透明度、深さ・・・きっと理論的に説明もできるのだろうと思いますが、そこが論点ではないのだということを思い知らされます。
そのように見えるという現象。
いろいろな要因がたまたま重なることで、その現象が起きています。
その現象自体は不思議でもなんでもなくて、説明もつく。
だけど、じゃあその要因が重なったのはなぜだろう。
偶然の産物なのか、それともなにかしら目に見えない力が働いているのか。
その偶然の重なりこそ、奇跡なのだと思います。
道東では、その偶然の起こす奇跡に、圧倒されるのです。
神の子池という、ほんとうに小さな池があります。
この池は、透明度が高く、底から冷泉が湧いているのを目で見ることができます。
光が入ると、池の水は美しく透き通ったターコイズブルーになり、湧き水の湧く水底からは小さな水泡が上がり、たくさんの魚がゆったりと泳ぎます。
池中に倒れて沈んだ状態の木々もくっきり見え、この池の水の透明度の高さを物語っています。
見に来ている人は何人もいましたが、それでも車数台。
来にくい立地というのも、こういった神秘的な自然の産物が今日まで残れてきた要因の一つでしょう。
説明はつくのかもしれないけれど、不思議。
なぜそんな環境ができあがったのか、本当に偶然なのか。
そんな神秘の宝庫、道東。
霧がほとんど晴れることのないという、摩周湖にも立ち寄りました。
晴れています!
すっきりとまではいきませんが、晴れた摩周湖はなかなか見られないそうなので、ラッキーでした。
といっても、じつは一度霧だらけでこのあたりを見るのを中止し、数日後に戻ってきたのですが。
摩周湖の印象は、静かさ。
うっすらかかった霧、ひんやりとした空気。
あまりに霧が晴れないので、霧の晴れた摩周湖を見ると、嫁にいき遅れるという話もあるそう。がーん。すでに行き遅れの歳ですけど!気にしない気にしない!
ところ変わって、津別峠。
と、到着したところで、先客が。
エゾシカさんが夕飯食べてました。
景色も無事みることができたよー
高い高い♪
夕日が木々の間に落ちていくのも、美しい瞬間でした
翌日には、オンネトーという湖へ。
このオンネトー、天気によって見える色が変わるのです。
我々の見ていた間でも、晴れているときと、曇りのときで、色がターコイズから群青色へと変化しました。
ところでオンネトーのトーとはアイヌ語で湖という意味だそうです。
あれ、トー?湖?なんだっけ?
と何か引っかかって、ちょっと考えて思い出した。
あ、ハンガリー語でも湖はトー(tó)だ!
おーすごい偶然!偶然なの!?という感動と同時に、ちょっと考えないとハンガリー語を思いだせなかったことにショック。
ところで、北海道で有名な湖といえば。
毬藻で有名な阿寒湖です。
というか毬藻が有名という情報しかなかったんですが、実際行ってみると、水のきれいさに驚きます。
阿寒湖の周りには硫黄を多量に含む間欠泉が多くあり、ボコボコと気泡の溢れる灰色の沼をいたるところで見つけることができます。
この水の透明度、伝わるでしょうか?
晴れると空も水面も青々として、本当にきれい。
高いところからは壮大な景色。
下におりると透明な湖や池。
道中あらわれる野生の動物たち。
そしてそれらが朝夕には霧で隠されてしまい、辺りは厳かな静けさに包まれる。
日本にはこんなに壮大な、神秘に溢れた自然があるのだと、日々思い知らされるのです。
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